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コスタリカ モンテ・コペイ エルアルコン ビジャロボス ダブルフリーウォッシュド 100g
¥980
予約商品
コーヒーの生産処理と言えば、ウォッシュド、ナチュラル、パルプドナチュラルに大別されますが、近年この生産処理に対して、様々なアプローチがなされています。特にマイクロミル革命以降、中米の先頭を切るコスタリカでは、より独自性の探求が始まりつつあります。 設立が2009年と比較的新しいモンテ・コペイミルは、30年以上のコーヒー生産のキャリアを持つ、エンリケ・ナヴァーロ氏が設立したマイクロミルで、懸命に高品質なコーヒーがもたらす未来を信じ、土壌や生産処理を学び、2012年のCup of Excellenceにて見事に4位に輝きました。そして2014年のCOEで遂に優勝を果たし、今ではドタを代表する名門農園の1つに数えられます。 今回新しく入荷したモンテコペイミルのコーヒーの生産農園であるエル・アルコン農園は、1950mに位置する農園です。 農園から少し下った1850mの傾斜地にミルを構え、現在はハウス型のアフリカンベッドやカッピングルームなども構えています。 ウェットミルの設備の一部は、大学でエンジニアリングを学んだ息子のエンリケJrが独自に改良を重ね、最良のコーヒーを親子二人三脚で模索しています。 エル・アルコン農園のビジャロボスは、デリケートかつエレガントな風味が特徴で、力を注いでいる品種の1つです。 繊細な風味ゆえに熟度、そしてクリーンである事が求められる品種でもあり、その甘さや風味を活かす為に用いたのがダブルフリーウォッシュドというプロセスでした。これは果肉とミューシレージを除去した後に、冷水に24時間浸す(ソーキング)プロセスの事で、非常に熟度の高いチェリーは、リムーバーを通してもミューシレージが取りきれないため、より均一に処理する事ができ、各風味が明確にセパレーションする利点があると言います。 このプロセスは、豆そのままの風味に依存する為、熟度やピッキング精度が非常に重要で、ドライングに関してもパーチメントがソーキングによって薄くなるために、直射日光を防ぐ35度程度の室内に設置したアフリカンベッドの中で3週間以上のスロードライが必須になると言います。 こうして、細心のケアの中で生まれたコーヒーは、様々な風味が繊細に、そして明確にセパレーションしたモンテ・コペイならではのコーヒーに仕上がります。 ◎焙煎深度:浅煎り(ミディアムロースト) ※その他の焙煎深度をご希望でしたら、ご注文時のコメント欄に「深煎り希望」等ご記入下さい。 甘味:★★★★★ コク:★★☆☆☆ 酸味:★★★★☆ 香り:★★★★★ 苦味:★★☆☆☆ 生産者:エルアルコン農園(ルイス・エンリケ・ナヴァーロ ) 地 域:タラス地区 サンタマリア・デ・ドタ 標 高:1950m 品 種:ビジャロボス 生産処理:ダブルフリーウォッシュド 認 証: 無し クロップ:2020/2021 ◎ロースターの独り言 Babyrussa Coffeeのコスタリカコーヒーが新しくなりました。今回も引き続きモンテコペイミルのコーヒーですが、生産農園であるエルアルコン農園は、Babyrussa Coffeeのロースターが開業前にエルアルコン農園のコーヒーを試す機会があり、その甘さの質が印象的で、開業後すぐに取り入れて、このコーヒー本来の甘さの質を生かすような焙煎を試行錯誤していたのが今でも思い出されます。 今回入荷したエルアルコンのダブルフリーウォッシュドも非常に多様性に富んだ甘さと濁りのない綺麗な後味が特徴で、その甘さや後味を生かすような焙煎で仕上げてみました。
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コロンビア キンディオ インフューズド パッションフルーツハニー 100g
¥1,800
予約商品
今回紹介するコーヒーは、パッションフルーツとワイン酵母を使用し、フルーツワインのようにさせたものを発酵中に加えたコーヒーです。 まず収穫されたチェリーはグレインプロに、生のパッションフルーツの果肉とワイン酵母と一緒に入れて、72時間の嫌気性発酵を行います。 その後はパルピングされ、ミューシレージを残した状態で、アフリカンベッドに置かれ丁寧に乾燥されます。 この精製における胆は、一緒にワイン酵母を入れ、発酵中にフルーツワインのように添加物を変化させたことにあります。 生の果物やスパイスをそのまま入れて発酵させるより、一度お酒にしてから加えることで、ハッキリと香りがコーヒーに移ることが分かりました。まだまだ酵母の働きに関しては研究段階ではありますが、コーヒーの味わいに影響を与える作用があるということは間違いなさそうです。 最近、コーヒーの発酵専用の酵母菌を販売する業者も現れ始め、今後のコーヒーシーンにおいて様々な酵母の添加がトレンドになっていきそうな機運を感じさせます。 風味の特徴としては、パッションフルーツのフレーバーが口に含んだ瞬間、一気にが広がります。アフターでは甘味の中にスパイスのニュアンスがほのかに感じられ、クラフトコーラのような印象をもたらします。 ただこの手のコーヒーは、あまり深煎りにしてしまうとこの印象的なフレーバーは弱まる感じです。 ◎焙煎深度:中煎り(ハイロースト) ※その他の焙煎深度をご希望でしたら、ご注文時のコメント欄に「深煎り希望」等ご記入下さい。 甘味:★★★★★ コク:★★★☆☆ 酸味:★★★★☆ 香り:★★★★★ 苦味:★★☆☆☆ ◎生豆スペック 生産者:ハルディネス・デル・エデン農園(フェリペ・アルキラ) 地 域:キンディオ県 アルメニア市 標 高:1,800m~2,000m 品 種:カスティージョ 生産処理:インフューズド ファーメンテーション ハニー 認 証:無し クロップ:2022/2023 ◎ロースターの独り言 ここ最近、コーヒー業界で話題のインフューズドコーヒーが、数量僅かですが入荷いたしました。インフューズドファーメーテーションというアナエロビック製法から派生した新しいコーヒーの生産処理方法で、収穫したコーヒーチェリーと共に果肉とワイン酵母を一緒に入れて一定時間の嫌気性発酵を行うという、未だかつてない処理方法のコーヒーです。 Babyrussa Coffeeでは、コーヒーのトレンドの一つとして、この機会に一度お試し頂けますと幸いです。
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ジャマイカ ブルーマウンテンNo.1 シンコナ リ・ディスカバリー 100g
¥2,500
予約商品
今回入荷のブルーマウンテンは、ジャマイカのブルーマウンテン生産農家の中でも最古の歴史を誇る名門シャーリー家が保有するCincona農園で収穫、その後自社精選工場であるストーンリー(Stoneleigh)工場で精選したロットです。 Cinchona (シンコナ)農園 Re-Discoveryは、シャーリー家がブルーマウンテン山脈の中で保有する農園の中でも最高標高に位置し、標高が高い分、よりシャープな酸味が出るのが特徴です。 今でこそ、No.1の輸出規格はスクリーン17以上ではありますが、20年以上前は、スクリーン19以上が規格基準でした。 今回ご紹介のブルーマウンテンNo.1は、その当時のスクリーンサイズ19UPを独自規格とし、往年の目を見張る程の大粒の輝かしいブルマンの再来、その神髄の再発見を目指した特別規格の商品であるということが、「Re-Discovery」と名付けた背景です。 ◎焙煎深度:中煎り(ハイロースト) ※その他の焙煎深度をご希望でしたら、ご注文時のコメント欄に「深煎り希望」等ご記入下さい。 甘味:★★★★☆ コク:★★★☆☆ 酸味:★★★★☆ 香り:★★★★★ 苦味:★★☆☆☆ 生産者 :シンコナ農園(セント・クレア・シャーリー) 地 域: サリー郡セントアンドリュー教区 標 高: 1,200m 〜 1,350m 品 種 :ティピカ 生産処理: フルウォッシュド 認 証: なし クロップ: 2021/2022 ◎ロースターの独り言 日本でコーヒーの王様といえばブルーマウンテンといわれて久しいですが、昨今のスペシャルティコーヒーブームやサードウェーヴの潮流から個性的な風味で人気が出たパナマゲイシャなど新しいブランドを確立したコーヒーもありますが、ブルーマウンテンの絶妙なバランス感は、今のスペシャルティコーヒーのような突出した個性とはまた異なる安定感のようなものを感じ、それがブルーマウンテンの個性そのものだと思います。 長きにわたりコーヒーの王様といわれたブルーマウンテンを是非この機会にお楽しみ頂ければと思います。
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